木刀による剣道基本稽古法
6月 29
基本技 |
元立ち |
掛かり手 |
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基本1 |
正面 |
・剣先をやや右に開く |
・ 一歩踏み出しながら大きく振りかぶり、「元立ち」の正面を打つ ・ 一歩後退して残心を示す ・ 更に一歩後退して「一足一刀の間合い」に復する |
小手 |
・剣先をやや上に上げる |
・ 一歩踏み出しながら振りかぶり「元立ち」の小手を打つ ・ 一歩後退して残心を示す ・ 更に一歩後退して「一足一刀の間合い」に復する |
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胴(右胴) |
・手元を上げる |
・ 大きく振りかぶりながら頭上で手を返し「元立ち」の小手を打つ ・ 一歩後退して残心を示す ・ 更に一歩後退して「一足一刀の間合い」に復する |
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突き |
・ 剣先をやや右下に下げ一歩後退する ・ 一歩前進して元に復する |
・ 腰を中心に体を進め「元立ち」の咽頭部(のど)を突く ・ 突いた後すぐ手元を戻す ・ 一歩後退して残心を示す ・ さらに一歩後退して元に復する |
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基本2 |
小手→面 |
・ 剣先をやや上に上げる ・ 一歩後退しながら剣先をやや右に開いて正面を打たせる ・ 一歩前進して元に復する |
・ 一歩踏み出しながら振りかぶって「元立ち」の小手を打つ ・ 「元立ち」が退くところを更に一歩踏み出して正面を打つ ・ 一歩後退して残心を示す ・ さらに一歩後退して「一足一刀の間合」になる ・ 一歩後退して元に復する |
基本3 |
払い面 (表) |
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・ 一歩踏み出しながら、表鎬を使って払い上げ、そのまま正面を打つ ・ 一歩後退して残心を示す ・ 更に一歩後退して元に復する |
基本4 |
引き胴 (右胴) |
・ 表鎬で応じる |
・ 一歩踏み出しながら正面を打つ |
双方やや前進し、鍔ぜり合いとなる |
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・ 押し返して手元を上げる |
・ 「元立ち」の鍔元を押し下げる ・ 左足を退きながら振りかぶり右足をひきつけると同時に右胴を打つ ・ 一歩後退して残心を示す |
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双方一歩後退して元に復する |
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基本5 |
面抜き胴 |
・ 一歩踏み出しながら正面を打つ |
・ 右足をやや右前に出しながら振りかぶり、右胴を打つ |
双方正対しながら一歩後退し、「掛り手」は残心を示す。 双方左に移動し元に復する |
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基本6 |
小手すり上げ面(裏) |
・ 一歩踏み出しながら小手を打つ ・ すり上げられた小手うちの剣先は自然に体側から外れる |
・ 左足から一歩後退しながら裏鎬ですりあげすかさず右足から一歩踏み出して正面を打つ ・ 打った後残心をを示す ・ |
双方左に移動し元に復する |
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基本7 |
出ばな小手 |
・ やや右足を前に出しながら打ち込もうとして剣先を上げようとする
・ 右足を退き元に復する |
・ 「起こり頭」を捉え、右足を一歩踏み出しながら小技ですばやく鋭く小手を打つ ・ 一歩後退して残心を示す ・ 一歩後退して元に復する |
基本8 |
面かえし胴(右胴) |
・ 一歩踏み出しながら正面を打つ |
・ 右足をやや右斜め前に出しながら表鎬で迎えるように応じすかさず手を返して右斜め前に出ながら右胴を打つ |
双方正対しながら一歩後退し「掛り手」は残心を示す 双方左に移動し元に復する |
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基本9 |
胴(右胴) 打ち落とし面 |
・ 一歩踏み出しながら右胴を打つ
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・ 左足からやや左斜め後ろにさばくと同時に刃部の「物打」付近で斜め右下方に打ち落とし、すかさず右足を踏み出して正面を打つ |
双方正対しながら一歩後退し、「掛り手」は残心を示す 双方右に移動し元に復する。 |
試合判定基準
基本技 |
判定基準 |
チェック欄 |
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一本打ちの技 |
正面 |
左こぶしは正中線、左足のひきつけ |
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小手 |
目付け |
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胴(右胴) |
刃筋、目付け、右こぶしの位置 |
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突き |
腰で突く、剣先は喉の高さ |
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二・三段の技 (連続技) |
小手→面 |
後ろ足の引付を早く |
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払い技 |
払い面(表) |
表鎬で、一拍子で打つ |
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引き技 |
引き胴(右胴) |
正しい鍔ぜり合い、崩し |
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抜き技 |
面抜き胴 |
体さばき、目付け |
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すり上げ技 |
小手すり上げ面(裏) |
払いにならない |
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出ばな技 |
出ばな小手 |
機会のとらえ方 |
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返し技 |
面かえし胴(右胴) |
手の返しと刃筋 |
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打ち落とし技 |
胴(右胴)打ち落とし面 |
体さばき、刃で打ち落とす |
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