左座右起の教え_カナダからの少年剣士が稽古に参加

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7月初旬のある日、カナダから豊中に帰省中のあるお母さんから、小学4年生の息子が日本にいる間に短期間、剣道を出来るところを探していると連絡をいただきました。その昔、帰省中に千里剣心会で剣道を体験したのち、カナダで剣道を初めており、最近、やっと防具をつけてよいとカナダの道場の先生から許可をもらったばかりとのことでした。

7月末から8月初めの短い期間でしたが、千里剣心会の稽古に参加してくれました。その少年剣士は、誰よりも大きな声でしっかり稽古をして、カナダへ帰っていきました。千里剣心会の生徒達には、常に言い続けていた「大きな声」を今一度、意識する良いきっかけになったと思います。千里剣心会の稽古で、いくつかの発見もあったようだとお母さんからお聞きしました。この1か月の稽古が、彼の将来につながることを期待します。

左座右起

少年剣士がカナダへ戻る前、坐礼の時の坐り方が、常に反対(右足から座る;本当は左足から座る必要がある)だったのが気にかかったので、剣道における礼法の在り方を示す一つの言葉を送りました。

千里剣心会では、日頃の稽古時に写真をとりませんが、せっかくの機会なので、みんなで集合写真を撮りました。帰省中で参加者が少なかったの少し残念でした。

また、カナダの地で稽古に励み、次に帰省するときに成長した姿を見せてくれることを期待します。同時に、千里剣心会の生徒たちも、次に彼が千里剣心会を訪問した際には、成長した姿を見せられるよう、頑張ってもらいたいものです。

カナダから帰省中の少年剣士が千里剣心会の稽古に参加しました。

日本独自の「剣道という文化」を介した国際交流も剣道の魅力のひとつではないでしょうか。

[動画] 第65回全日本剣道大会 1本集

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2017年11月3日、第65回全日本剣道選手権大会の動画がはやくもYouTubeにあげられています。その中から1本集をピックアップしてきました。
1回戦

2回戦

3回戦から決勝

 

2017年 新年のご挨拶

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千里剣心会 生徒・保護者、指導部一同へ
昨年は、初の昇級審査会、対外試合を初めて経験した生徒たちが多くいました。また、初めて竹刀を握った生徒たち。皆、真剣に稽古に取り組んでくれました。ありがとうございます。
最初は、日頃の稽古の成果が練習試合で発揮できず、試合の形にもならなかった状態でした。しかし、納会では見事に対抗試合を見せてくれました。今年も引き続き、稽古に取り組んでもらいたいと思います。

週に一回の稽古に参加し、しっかりと稽古に取り組むこと。


これは簡単なようでいて、簡単ではありません。事実、昨年は皆勤賞が2名、精勤賞が1名と、全員がすべての稽古に取り組めたわけではありません。今年は、全員が皆勤賞をもらえるよう、取り組んでもらいたいと思います。
今年の課題を次に記します。
まず、昨年に引き続き、「大きな声を出すこと」、「しっかりと挨拶をすること」、
をさらに意識しましょう。
そして、次の二つを課題に取り組みましょう。
「大きく肩を使った素振り」
「相手との距離を考えた打ち込み」
大きな声で、大きく振りかぶり、一拍子で竹刀を振るという単純なことが、突き詰めると奥が深いことに 気がつきます。
ただ、素振りをするだけであれば、誰もができることです。しかし、「しっかりと左拳を体の中心からずらすことなく、まっすぐに振り上げ、左拳を緩めることなく1拍子で」という条件をつけると、途端に難しくなります。
実際には、前進後退の正面素振りを一つとりあげても、手の位置、肘の位置、足の向き、腰の使い方などなど、たくさんのチェック項目があります。
剣道上達の近道は、
「いかに一つ一つの動きの意味を把握し、細かくチェックし、修正できるか」
です。
毎回の稽古を、誰もがやらないくらいしっかりと取り組むことで、同じ稽古が人に何倍も価値あるものになろうかと思います。これは、剣道に限ったことではなく勉強でも同じです。
皆で共に成長できるよう、今年もよろしくお願いします。
指導責任者 K.M.

千里剣心会の集合写真(留学生がやってきた!)

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米国ボレル・ミドルスクールの生徒たちが第九中学校に短期留学でやってきました。10月17日の稽古には、日本の伝道文化、剣道を見てみたいということで、1名の少女が訪問し、剣道を初体験しました。
日頃、千里剣心会の稽古で集合写真を撮ることはありませんが、せっかくの機会ですので集合写真を撮りました。生徒たちは、海外から友達が見学に来るというので、練習前はそわそわしていました。
金髪の少女がとても気になる様子の生徒たち。しかし、しっかりと見本を見せるという意識を持って稽古に取り組んでくれました。

千里剣心会集合写真 2015年10月17日撮影

短期留学のアメリカの少女が訪問したのをきっかけに集合写真を撮りました。


今回、剣道をまったく知らない海外の人々に、どのように剣道の魅力を伝えるか、剣道において礼法とはどういう意味を持つかを見つめなおす機会となり、教える側にとっても有意義な時間を過ごすことができました。
子供たちが、こうした機会をきっかけに、自らが住む日本および、日本が誇る「剣道」という文化をしっかりと語れることの意味を考えてもらえれば、うれしく思います。
 
 
 
 
 

[動画] 打突の仕組み

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剣道選手の打突の動きは、高速カメラでも捕らえるのがやっとというほどすばやいです。Skijournal社が剣道選手の打突字の足の動きをわかりやすい動画にしていますので紹介します。ビデオの中で、高段者の打突では攻め崩しの後に近い間合いから打つので足を高く上げないというコメントが出てきます。高段者の究極の面一本として、作道先生の面一本を続けて紹介いたします。ビデオのストップボタンを押して打突の瞬間を捉えるのさえ、難しいほど打ち出しから打突終了までは一瞬です。
剣道選手打突の仕組み SKijournal

作動先生の究極の面一本

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