7月初旬のある日、カナダから豊中に帰省中のあるお母さんから、小学4年生の息子が日本にいる間に短期間、剣道を出来るところを探していると連絡をいただきました。その昔、帰省中に千里剣心会で剣道を体験したのち、カナダで剣道を初めており、最近、やっと防具をつけてよいとカナダの道場の先生から許可をもらったばかりとのことでした。

7月末から8月初めの短い期間でしたが、千里剣心会の稽古に参加してくれました。その少年剣士は、誰よりも大きな声でしっかり稽古をして、カナダへ帰っていきました。千里剣心会の生徒達には、常に言い続けていた「大きな声」を今一度、意識する良いきっかけになったと思います。千里剣心会の稽古で、いくつかの発見もあったようだとお母さんからお聞きしました。この1か月の稽古が、彼の将来につながることを期待します。

左座右起

少年剣士がカナダへ戻る前、坐礼の時の坐り方が、常に反対(右足から座る;本当は左足から座る必要がある)だったのが気にかかったので、剣道における礼法の在り方を示す一つの言葉を送りました。

千里剣心会では、日頃の稽古時に写真をとりませんが、せっかくの機会なので、みんなで集合写真を撮りました。帰省中で参加者が少なかったの少し残念でした。

また、カナダの地で稽古に励み、次に帰省するときに成長した姿を見せてくれることを期待します。同時に、千里剣心会の生徒たちも、次に彼が千里剣心会を訪問した際には、成長した姿を見せられるよう、頑張ってもらいたいものです。

カナダから帰省中の少年剣士が千里剣心会の稽古に参加しました。

日本独自の「剣道という文化」を介した国際交流も剣道の魅力のひとつではないでしょうか。