全日本剣道連盟が公式YouTubeチャネルで世界大会の様子を動画で提供してくれています。リアルタイムで大会の様子を配信するなど、頑張っています。

ここでは、男子個人戦の決勝トーナメントから準決勝(安藤ー竹ノ内)と決勝戦(安藤ーLee)の動画、そして、男女の団体戦決勝の映像を紹介します。

男子個人戦の決勝の映像を画面キャプチャしたところです。

生徒たちに参考にしてほしいポイントは以下の通り。

立礼の場所: もうすぐ、市民剣道大会です。試合コートに入った後、ちゃんと9歩の間合いになるまで、コート内に深く入って、そこで、立礼をしています。遠すぎる間合いで立礼をすることがないよう、注意してください。

構え・足さばき: しっかりと構えたまま、前後左右にしっかりと足を使って相手との距離を調節しています。若干、見苦しい姿勢で相手に近づく姿も見えますが、危険な間合いをつぶすための、負けない試合をするための動作だと考えてください。

3)一足一刀の間合いから左足を継がない打突: 左足を継がずに、一拍子で打つことを基本としています。間合いと詰めた後に相手が下がってしまった場合は、無理して遠間から打突するのではなく、継足で間合いを詰めたうえで、打突に入っています。

逆に見習ってほしくない行為は、以下の通りです。

1)鍔競り合い: 鍔競合いの時に、力任せに相手を押す姿は見苦しいので、慎んでください。ちゃんと、体の前で鍔を合わせ、竹刀の剣先で相手を押さえつけるような行為はよろしくありません。

2)正しい残心: 特に男子団体の韓国の選手に多く見られましたが、正しい姿勢での打突とその後の残心が欲しいです。態勢を崩しながら打突して、そのあとに見せかけの残心のふりをしている姿が気にかかりました。これは悪い見本としてマネしないでください(だから、審判は打突していても旗を上げていません)。

第17回世界剣道選手権大会 男子個人戦 トーナメント準決勝
平成30年9月14日(金)・【韓国仁川市】南洞体育館

第17回世界剣道選手権大会 男子個人戦 トーナメント決勝
平成30年9月14日(金)・【韓国仁川市】南洞体育館
17th World Kendo Championships ,Men’s Individual / Tournament_Final

第17回世界剣道選手権大会 男子団体戦 トーナメント決勝
平成30年9月16日(日)・【韓国仁川市】南洞体育館
17th World Kendo Championships ,Men’s Team / Tournament_Final

男子団体 決勝 韓国vs日本 ハイライト -韓国のSBS放送をまとめた動画です。

今回の韓国大会では審判を抽選で決めるようになったと聞きましたが、打突部位をとらえていないのに1本になっているケースが多いように感じました。

次の映像は、女子団体戦決勝です。力で押しあうような鍔迫り合いは見習ってほしくないところですが、足さばきは見習ってほしいところがあります。

以上、ほかの動画映像は、以下の公式チャネルに登録されています。

https://www.youtube.com/user/ZennipponKendoRenmei