豊中市剣道協会より、千里剣心会の創設記念日について、問い合わせがあり、方々に手を尽くして調べましたが、正確なところは分かりませんでした。しかし、1994年に10周年記念行事を実施していることから、1984年4月を千里剣心会の創設記念日と定めることといたしました。
■お願い■
千里剣心会にゆかりのある方々で、このメッセージをお読みになった方は、ぜひとも、我々にご連絡いただき、千里剣心会の思い出などを共有いただきたくお願いいたします。
その当時、千里中央にはいくつかの剣道場が存在し、それらの道場の交流も活発に行われていたと聞いています。こうした千里中央近郊の道場が集まり、自然発生的に千里剣心会が形作られていったようです。
2021年7月現在、千里剣心会では、有段者14名、初心者10名(経験半年未満:大人4名、子供6名)を含む総勢31名が活動しています。一時、ほとんど生徒もおらず稽古相手にも困った状態もありましたが、やはり人が増えると活気づいてきて、良い循環が生まれてきます。「鬼滅の刃」効果でしょうか、ここ最近、新規加入希望者も増えており、まだまだ、これから正しい剣道の普及に努めていきたいと思っています。
「剣道は、剣の理法の修錬による人間形成の道である」
こうした剣道の理念を稽古の最初に唱和し、続いて千里剣心会の稽古の心構えを唱和する取り組みをしています。最初は、声を出すことが出来なかった生徒たちも、今では立派に大きな声で唱和できるようになってきました。
そして、小学生の時に千里剣心会で稽古をしていたというお父さんが、今は自分の子供を連れて千里剣心会の稽古に参加してくださっています。親子がともに同じスポーツ(あえて、ココではスポーツと表現しました)を楽しめる、そして、相互に成長していけるというところも剣道の魅力であろうと思います。
縁があって引き受けた千里剣心会の指導ですが、私自身も剣道の指導を通じてずいぶんと成長できたことを感じております。綿々と受け継がれた剣道という日本の誇る文化をしっかり守り、しっかり次の世代へつないでいくべく、今後も精進したいと考えております。
千里中央は、転勤族も多い土地柄です。なかなか生徒も定着せず、上手になったと思ったら親の転勤に伴い転向してしまったりという事もありますが、逆にいうと転勤により新しい土地として千里中央に赴任して、剣道をする場所を探しているという方もいることだと思います。剣道に興味があるという方々、そして、かつて剣道をしていたことのある方々、千里剣心会にて、一緒に稽古できることを楽しみにしております。
2021年7月18日
千里剣心会 代表(指導責任者) 松本 健一