千里剣心会 生徒・保護者、指導部一同へ
昨年は、初の昇級審査会、対外試合を初めて経験した生徒たちが多くいました。また、初めて竹刀を握った生徒たち。皆、真剣に稽古に取り組んでくれました。ありがとうございます。
最初は、日頃の稽古の成果が練習試合で発揮できず、試合の形にもならなかった状態でした。しかし、納会では見事に対抗試合を見せてくれました。今年も引き続き、稽古に取り組んでもらいたいと思います。

週に一回の稽古に参加し、しっかりと稽古に取り組むこと。


これは簡単なようでいて、簡単ではありません。事実、昨年は皆勤賞が2名、精勤賞が1名と、全員がすべての稽古に取り組めたわけではありません。今年は、全員が皆勤賞をもらえるよう、取り組んでもらいたいと思います。
今年の課題を次に記します。
まず、昨年に引き続き、「大きな声を出すこと」、「しっかりと挨拶をすること」、
をさらに意識しましょう。
そして、次の二つを課題に取り組みましょう。
「大きく肩を使った素振り」
「相手との距離を考えた打ち込み」
大きな声で、大きく振りかぶり、一拍子で竹刀を振るという単純なことが、突き詰めると奥が深いことに 気がつきます。
ただ、素振りをするだけであれば、誰もができることです。しかし、「しっかりと左拳を体の中心からずらすことなく、まっすぐに振り上げ、左拳を緩めることなく1拍子で」という条件をつけると、途端に難しくなります。
実際には、前進後退の正面素振りを一つとりあげても、手の位置、肘の位置、足の向き、腰の使い方などなど、たくさんのチェック項目があります。
剣道上達の近道は、
「いかに一つ一つの動きの意味を把握し、細かくチェックし、修正できるか」
です。
毎回の稽古を、誰もがやらないくらいしっかりと取り組むことで、同じ稽古が人に何倍も価値あるものになろうかと思います。これは、剣道に限ったことではなく勉強でも同じです。
皆で共に成長できるよう、今年もよろしくお願いします。
指導責任者 K.M.